2028年の中学受験に向けて、日々激しさを増すカリキュラム。わが家の小学5年生の長女も、ハイスピードな授業にギリギリついていきながら、毎日必死に机に向かっています。 しかし、そんな娘の家庭学習を伴走する中で、私の中に「高額な月謝を払ってまで、塾に通わせる本質的な意味とは何か」という強いゲシュタルト崩壊(疑問)が湧き上がるようになりました。
今回は、塾の授業だけでは完結しないわが家のリアルな復習の現状と、それを通して子どもたちに伝えた「これからの時代に必要な自習力」について綴ります。
💡 塾で理解できず、家で「YouTube先生」に頼る日々
新5年生のコースが始まった2月以降、特に「算数」の単元の難化には目を見張るものがあります。娘は塾の授業を受けて帰ってきても、翌日には内容を忘れてしまっていたり、ノートを見返しても自力で例題すら解けなかったりするパターンが多発していました。
そこで行き着いたのが、WEB上の優れた教育コンテンツの活用です。 私がYouTubeからその単元の分かりやすい解説動画をリサーチし、家庭学習では「動画を観て、理解して、解く」というプロセスを愚直に繰り返しています。
この『動画学習によるキャッチアップ』自体は、非常に効率的な復習法であり、娘の理解度も深まるため素晴らしいと感じています。しかし、ここで一つの矛盾が生じます。
「これだけ家でYouTubeに頼るなら、わざわざ高いお金を払って塾に行く意味はあるのだろうか」というモヤモヤです。
昨今では、親がマンツーマンで指導する「親塾」の手法を選ぶご家庭も増えています。「塾に行っても結局は家庭での学び直しが必要なら、最初からWEB動画ベースの自宅学習でも良いのではないか」という疑問が、頭をぐるぐると巡っていました。
💡 子どもに手渡したい「塾の課金ゲーム」に呑まれないための自習力
この疑問をきっかけに、先日、子どもたちと「何のために塾へ行き、どう勉強すべきか」というテーマで家族会議を行いました。私が娘たちに真っ直ぐ伝えたのは、以下のようなメッセージです。
「今後、中学生や高校生になって『塾に行きたい』と思う時が来るかもしれない。けれど、塾という場所は『行けば成績が上がる魔法の部屋』ではなくて、自学自習のサイクルが家で回せて初めて意味を持つ場所なんだよ」
さらに、今の長女の状況を例に挙げてこう話しました。 「今、塾の後にYouTubeで復習しているよね。それは主体的な努力だから続けてほしい。でも、それなら最初から塾に行かずに動画だけで進める選択肢もある。大切なのは、中高生になったときに、環境に依存せず『自分で学習をコントロールする力』を身につけることだよ」
娘たちも「確かに、動画を見れば何でも教えてくれるもんね」と、自分事として深く納得してくれたようでした。
中学受験の世界に身を置いていると、次々と提示されるオプション講座やテキストの波に、親の不安が煽られそうになります。しかし、周囲のペースに流されて「課金ゲーム」に呑まれる必要はありません。 親としても、しっかりと地に足をつけてお金を払い、子ども自身が「自分で学ぶ力」を育めるよう、適切な距離感でサポートを続けていきたいと思います。


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