【学校の暴力トラブル】「パパが直接そいつと話すから!」外国人夫の言葉から考える、家庭で教えるべき「本当の強さ」と子供の守り方

ママのひとりごと

学校という小さな社会の中で起きる、子ども同士のトラブル。特に言葉よりも先に手が出てしまうような「暴力」の問題は、親として本当に心が痛むテーマです。先日、我が家で次女のクラスの様子について家族会議のようになった際、外国人である主人が放った言葉が、現代の学校教育や家庭でのしつけのあり方について深く考えさせられるきっかけをくれました。

我が家の小学4年生の次女のクラスには、少し暴力的なやんちゃな男子生徒がいるそうです。次女も背中を不意に押されたり、他の女の子たちも蹴られたりといった被害が出ているとのことでした。女子児童たちはその都度「先生に言う!」と毅然と対応し、実際に担任の先生に相談もしているようですが、残念ながらなかなか本質的な解決には至らず、男子生徒の行動は止まらない状態が続いているようでした。

この現状を真剣に聞いていた主人は、強い憤りとともに、次女に向かって真っ直ぐにこう告げました。

「パパの国では、男の子が女の子に手を出すなんて絶対にありえないことだよ」

主人の国での価値観を交えながら、彼はとても大切な人間としてのルールを娘に懇々と諭し始めました。 「どんな理由があっても、男は女に手を出してはいけない。なぜなら、男のほうが肉体的に力が強いから。自分より弱い立場の人に対して、絶対にその力を使ってはいけないんだ。だから、もし次また同じようなことがあったら、迷わず先生に言いなさい。それでも解決しないなら、パパがそいつの前に立って、直接話をしてやるから!」

理不尽な環境にいる次女にとって、この父親の「パパが直接話すから」という絶対的な味方宣言は、あんまり出しゃばらないでほしいなと思いながらも、大きな安心感に繋がったはずです。

この主人の姿を見ていて、私は兄夫婦の教育方針を思い出していました。私の甥っ子も、幼少期から「絶対に友達に手を出すな。ましてや女の子には絶対に手を出すな」と、それこそ耳にタコができるほど繰り返し厳しく教育されて育ちました。そのため、甥っ子たちが我が家の娘たちとどれだけ全力で遊んでいても、決して理不尽に手を上げることはありません。万が一、その境界線を越えそうになれば、母親が烈火のごとく叱りつける環境があったからです。

「自分より力の弱い存在を、力でねじ伏せてはならない」 これは国境を越えた、人としての根源的なマインドマナーであるはずです。しかし、多様な背景を持つ子どもたちが集まる公立小学校の教室では、この最も基本的なルールが家庭で共有されていないケースも見受けられます。

学校の指導だけに過度な期待を寄せるのではなく、まずは家庭の中で「何が絶対にいけないことなのか」という道徳の軸を太く育てること。そして、傷ついて帰ってきた子どもに対して、「家庭はあなたを全力で守る安全な場所である」と示し続けること。

主人との会話を通じて、親として我が子に手渡すべき「心としつけの土台」を、改めて強く意識させられました。

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