小学5年生になり、我が家の家庭学習は一つの大きな転換期を迎えている。 遊びたい盛りの子どもに対して、塾の宿題の量と難易度は一気に跳ね上がった。これまでの貯金や、その場のノウハウでササッと終わらせることは難しくなり、毎日一歩ずつ泥臭く進む「コツコツ型の積み重ね」が本格的に求められるようになってきた。
特に時間がかかるのが算数だ。塾の授業だけでは消化しきれない内容を、自宅でYouTubeの解説動画などを駆使しながら補正していく。 動画を見る、解いてみる、つまずく、また解説を見る、自力で挑む。 このルーティンを繰り返しているだけで、1〜2時間はあっという間に溶けていく。
途中でアイス休憩を挟むなどして、なんとかモチベーションを維持しようと工夫はしているものの、やはり夜20時を過ぎると子どもの体力も集中力も限界を迎える。疲れから、娘がメソメソと泣き出してしまうことも少なくない。
親としては、泣くこと自体を責めるつもりはない。ただ、一度涙が流れるとリセットまでに30分近くかかってしまうのが、もどかしくて堪らないのだ。泣いても宿題の山は低くならないし、就寝時間が遅くなれば明日自分が辛くなるだけ。 「早く切り替えて終わらせちゃおう」という大人側の合理論は、11歳の子どもにはなかなか届かない。
娘は、嫌なことを後回しにする癖がある。「先にやった方が絶対に楽だよ」とアドバイスしても、「私はこのやり方でやる!」の一点張り。反抗期特有の頑固さもあり、下手に口を出すと余計にこじれてしまう。 そして、自分のやり方にこだわった結果、夜に首が回らなくなって泣いている娘の姿を見ると、「ほら見たことか、泣いても何も変わらんって!」と、心の中でツッコミを入れずにはいられない。
この状況を打開するには、本人が自ら気付き、乗り切るしかないのだろう。「やると決めたらやる」というマインドを今すぐ変えるのが難しいのであれば、せめて親のアドバイスに少し耳を傾け、スケジュールの「やり方」だけでも変えてくれたら……。
親子の距離感と、学習環境のコントロールの難しさを痛感する、小5の夜。これもきっといい思い出になるんだろうと思って、親子共々頑張るしかない。


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